C1 Express

気になったモノや備忘録・日々考えたことなどについて書いていくマイペースなブログです。

平成の大仏を建立する前に、今ある寺社仏閣で祈願してみようよ




「もう大仏建立しかない」 相次ぐ天災にネット上で声が高まるというハフィントンポストの記事を読みました。

古都奈良では、聖武天皇が即位してから宮中の権力争いや疫病の流行、自然災害が続き社会不安が深刻になったため、仏教の力で政治・社会の動揺を鎮めようと奈良の大仏を造る。

この国を平和にするため、僧侶は全国で寄を募り、民衆は無償で働き、一大国家プロジェクトは752年に完了した。

しかし、ハフポストの記事にもあるようにこのご時世に税金を使って大仏を造るなんてとんでもない!消費税に大仏税が上乗せになったらいやだ…。

財政的な面から見れば、国民を幸せにするどころか、重税で苦しめることになるのは明らかです。
引用:井沢元彦(2013).学校では教えてくれない日本史の授業 3 悪人英雄論 PHP研究所

そこで、すでにあるもので平和を願うことはできないものか…。天災除けの寺社仏閣を調べてみました。



日本三大大仏を拝んでみよう

「もう大仏建立しかない」という話題なので、やっぱりまずは大仏。日本にある大仏の中から代表的なものを3尊を紹介します。

時代によって3尊は異なりますが、現在の日本三大大仏といえば、奈良の大仏鎌倉の大仏の他に富山県の大沸寺にある高岡大仏と言われています(諸説あり)。

江戸時代の三大大仏は、奈良の大仏、鎌倉の大仏の他に、京都方広寺の大仏でした。かつて存在していた大仏で「京の大仏」と呼ばれていた。京の大仏が焼失した後、戦前の三大大仏は奈良と鎌倉と兵庫県の能福寺にあった兵庫大仏が挙げられていました。


写真は高徳院鎌倉大仏高徳院は神奈川県鎌倉市にある寺院

今はない「京の大仏」は豊臣秀吉奈良の大仏にならって作った大仏でしたが、開眼供養をする前に大仏は地震によって倒壊してしまう。1612年に徳川家康の協力もあり、大仏殿と銅製の大仏が完成しますが、1798年に雷が大仏殿に落ちて、本堂、桜門と共に大仏も焼失してしまい、京の大仏は永遠に姿を消しました。兵庫大仏は高さが11m、台座が7mにもなる巨大な大仏でした。現在の兵庫大仏は1991年に再建したもので2代目である。現在の3尊目の大仏については地域によって様々な意見があるので、地元に近い大仏を拝むのもありかもしれません。


困ったときの神頼み、災難除けの御利益がある神社


出典:flickr.com|Kandamyojin - 神田明神 / Guwashi999

東京・神田明神神田祭には「大鯰と要石」の曳き物が登場します。地震の象徴である、大鯰の頭を押さえつけ地震を防ぐために「要石」が乗っています。江戸時代の人々は地震が起きないように願い、祭りを斎行していました。ナマズをモチーフにした災難・厄除け守もあるそうです。今日も神田明神は江戸東京を見守り続けています。


出典:kandamyoujin.or.jp|平成17年度神田祭特設サイト『江戸の伝統・日本三大祭の粋』2005年に215年ぶりに復活した「大鯰と要石」の曳き物。

神社本庁のサイトを見ると、住吉さま(住吉神社・住吉社)は海上安全守護の神さま。お諏訪さま(諏訪神社)は風雨の神なのだそう。近所の住吉神社諏訪神社を参拝して祈願してみても良いのかなと思います。また、神田明神以外にも、茨城県鹿島神宮には地中深くまで埋まる要石が、地震を起こす鯰の頭を抑えていると古くから伝えられている。

大仏の歴史をみてみると、災害で焼失してしまったものもありますし、なぜか大仏だけ難を逃れたものもあります。最後に紹介した鹿島神宮では東日本大震災で鳥居が倒壊したもののその鳥居が災いを受けてくれたおかげで他に大きな被害はなかったと言われています。神仏に頼り切るそんな時代ではないけれど、拝むことで気持ちが救われるかもしれません。